サロン経営
安さではなく、施術やあなたのファンになってくれるお客様の心理
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2016.03.01(Tue)
先日、こんなお話をしました。覚えていますか?
無料や安いからという理由でサロンに来るお客様ではなく、
「施術やサロンの良さに対して、ちゃんとお金を払ってくれるお客様に来て欲しい」
と思うのであれば、自分もそういう人になりましょう。と。
何故そんなことを言うのかというと、
オーナーのあなた本人が、物事の良し悪しを『価格』ではなく、『物事の本質』(商品の価値やそれを売る人の良さ)で判断し、お金を支払うことが出来なければいけません。
そうしないと、自分のサロンや施術の良さを伝えることが出来ないからです。
物事の良し悪しを『価格』で判断する癖がついてしまっていると、
自分のサロンの宣伝をする時に、施術やスタッフがいくら良いと思っていても、
結果的に価格の魅力で販売する広告を出してしまうことになるからです。
例えば、いろんなフレーバーで流行のポップコーンありますよね。
トウモロコシの粒を爆ざしただけのものに、どうして何時間も何千円も払って並ぶんでしょうか?不思議だと思いませんか?
駄菓子屋なら、100円もしません。自分で作ったら、もっと安上がりです。
なのに、わざわざ並んで、10倍以上の数千円も払うのです。
それは、このポップコーンがいろんな「フレーバーを使って美味しい」
「アメリカで流行っている」「ポップコーンを持っているとおしゃれ」などのような
価格ではない、良さ・魅力を考え出し、伝えているからです。
しかし一方では、「こんな高いポップコーンなんていらない」「ポップコーンにそんなお金出してバカじゃないか」という人も多く出てきます。
流行っているからと、一度は買ってみたけど所詮ポップコーンにこんな価値はないと感じ、リピートしない人も多くいるでしょう。
それでも一部には、毎回並んでまで高いポップコーンをリピート買いしたいファンがいるわけです。
あなたがポップコーンを売りたい問屋さんだったらどうしますか?
ポップコーンの原価が10円だとしましょう。
通常100円で売っているポップコーンを50円の半額で大量に売りさばこうと
セールをした場合と、
流行りのフレーバーやパッケージでおしゃれにして1000円で売った場合、
どうなるでしょうか?
50円の半額で売った場合は、買ってくれる客数は多いでしょう。
1000人が買ったとして、売上は¥50,000。利益は¥40,000です。
1,000円でおしゃれにして売った場合、パッケージやフレーバーに経費は掛かっていますが、100人が行列を作って買ってくれたとします。
売上は、¥100,000。利益は¥99,000(ここからフレーバー代などは引きますが)
単純に考えても、半額の方は1000人、おしゃれな方は100人と、客数は10分の1ですが、売上は2倍。利益は2倍以上になります。
それに、1000人に売る労力と、100人に売る労力では、
少ない人数に販売し、大きな売上があった方が労力も少なく経費も節約できます。
あなたはどちらの商売をしたいでしょうか?
周りのサロンがどんどん安くしているからと、安くしないとお客さんが来ないから・・・。と一緒になって価格競争に巻き込まれ、利益が出なくなり苦しい思いをしますか?
新しい器械や施術方を取り入れれば、他より先に売れるから!と焦って上手い話に手を出しますか?
スタッフに売込みのロープレを覚えさせ、ノルマを課して売上を出させますか?
理想は、この状態から脱出し、おしゃれなポップコーンのように、
他のサロンとは違う『あなたのサロン独自の良さ・売り』を見つけ出すことですね。
それには、この3つが出来ていないといといけません。
1. あなたのサロン・施術の独自の魅力はありますか?
2. お客様はなぜ、あなたのサロンに来なくてはいけないのですか?
3. あなたのサロンは何をしている所なんでしょうか?
あなたは、この3つを理解していますか?
次回は、この3つを理解し、あなたのサロンの魅力を引き出し他のサロンよりも
飛びぬける方法をお伝えしますね。
楽しみにしていてください!