サロン経営
思い通りの集客はオーナーの考え方次第
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2016.02.04(Thu)
『お客様はあなたの鏡』ってご存知ですか？
「低価格であれば、継続的にアドバイスも御願いしたいところです。」
先日、あるサロンからのメールでの問い合わせです。
売上は月200万前後あるが、経費が190万円もかかっていて、利益が出ていないということで、サロンの経営方法について相談したいという内容でした。
最後に、冒頭の文言があったのです。
そこで、私はこんなお返事をしました。
「金額については、初回相談でどのようなことを期待されるのかによって
コンサルティングの内容が変わってきますので、お話を詳しくお伺いしてから金額も提示させていただきます。
しかし、お受けするとなれば、こちらは全力でサロンの改善・売上アップ・継続するためのお手伝いをさせていただくので
正直なところ、「安ければお願いしたい」というような、軽い気持ちではお受けできません。
お互いに全力で頑張らないと結果も出ないからです。
ですから、サロンの集客と同じですが、
「安ければエステを受けたい」という人に来て欲しいのか、
「高くてもキレイになれるなら受けたい」というお客様と、どちらに来て欲しいのかという事と同じです。
という返信をしました。
『類は友を呼ぶ』という言葉がありますよね。
あなたのサロンを見てください。
どんなお客様が多いでしょうか？
お客様の共通点がありませんか？
マーケティングでは、こんなデータがあります。
サロンのオーナー（もしくは店長などメインで接客している人）と、同じようなお客様が集まる。
例えば、オーナーが40歳だとします。
すると、そのサロンには40歳前後のお客様が多く通っています。
オーナーと同じくらいの生活レベル・考え方の方が集まるのです。
そして、一番良いお客様もそういう方のはずです。
20歳の若い子や70歳のおばあちゃんは、少ないことが多いのです。
何故だと思いますか？
同じくらいの生活レベルで同じくらいの年齢だと、
よく行くお店も同じ感じだったり、悩みなども共有できます。
つまり、共通点が多いから、話も合うし親近感も湧きます。
居心地が良いのです。
集客という事を考えたときに、こういったことも考える必要があるんです。
オーナーが50歳の独身で、20代の若いお客様にいっぱい来て欲しい！と思って、
サロンを20代に喜ばれそうなインテリアにして
、20代に向けて広告を出したとします。
広告を見て、20代の子が次々に来ました。
でも、リピーターにはなりません。
という結果に終わるでしょう。
20代の娘のような子と、お母さんのような歳のオーナーと話は合わないですよね。
20代の娘がいるなら、まだ違うと思いますが、それでもなかなか難しいです。
こんな事も言えます。
オーナーは「割引・安売り・セール」が大好きです。
セールには必ず行くし、ブランド物より流行のファストファッションが大好き。
売上が毎月安定しないので、あんまり無駄遣いは出来ないと考えて、いつも節約しています。
このオーナーの悩みは
「お客様がキャンペーンの時しか買ってくれない事。
新規が来てもリピーターにならない事」でした。
もうわかってきたと思いますが、
このオーナーの所に来るお客様も、セールや安売りが大好きだからです。
いくら高くてすぐに効果が出るコースを販売していたとしても、
誰も買ってくれません。
そこでオーナーは悩みます。
「コースが悪いのか？」
「もっと安くしないと買ってもらえないのか？」
それ！原因はそれです！
オーナーが金額で物事を考えるからです。
それじゃあいつまでたっても定価では売れませんし、良いお客間も育ちません。
じゃあ、どうすればいいのでしょう？
オーナーがレベルアップすることです。
良いお客様に来て欲しいと思うなら、
まずあなたがレベルアップして、今よりもワンランク生活を上げるとか、
セールじゃなく、定価でいつもよりちょっと高めなお洋服を買うとか、
贅沢して、旅行に行ってみるとか・・・。
金額でなく、内容の良さで物事を見るようにしてみることです。
実は、私もこれを実践してきました。
今のサロンをオープンした時、最初は借金から始まりましたから、
自分のお小遣いなんてなかったですよ。
でも、前から欲しかったカッコいい車を買ったり（先日のブログを見てくれた方はご存知ですが、この前売っちゃったRX-8です）
それまで、1万円以下の安い靴や服しか買っていなかったけど、ブランドの物を買うようにしたり、おしゃれな美味しいご飯を食べに行ったり、
高いエステを受けに行ったり・・・
そうそう、4カ月で100万円のコンサルも受けましたよ。
少しづつでしたけど、ランクアップしてきました。
すると、不思議なんですけど、出ていった金額分、ちゃんと売上として戻ってきました。
お金って回っているんですね。出したらそれ以上になって戻ってくるんです。
冒頭の、サロンの方のように、「安かったらコンサルを受けたい」というような気持では、
もちろん、コンサルは上手くいきませんし、
「安いならエステに行こう」というお客様しか集まってきません。
これでは、いくら頑張ってアドバイスをしても経営の改善は出来ないでしょうね。
成功するためには、経営の勉強をするだけじゃなく、こういった精神的（マインド）なことも変えていく必要があるんですよね。
ps.画像のお花は「ラナンキュラス」花言葉には成功のイメージがあります。
～晴れやかな魅力・名声・名誉・美しい人格・魅力ある金持ち～
