サロン経営
リピート客を作れない理由~「また行きたい!」と思ってもらえる秘訣とは?~
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2017.04.28(Fri)
先日、自宅の近所に見慣れないイタリアンのお店を発見したので
ディナーに行ってみました。
中に入ると、1回はカウンターのみのようで、
2階に案内されました。
階段の所に「祝 開店」と書いてあるお花がいくつかあったので、
まだ出来たばかりなのかな?と思い、
店員さんに聞いてみると、1週間前にオープンしたばかりだそう。
「へ~出来たばかりなんだ~。」と興味が湧いてきました。
メニューはイタリアンと言っても、
ちょっと変わった焼き物などが多い感じでした。
【本日の4種焼】と書いてあったので、
「これは何ですか?」と聞くと、
店員の女の子は、とても困った顔をして、
「申し訳ありません。すぐに聞いてきます。」と、聞きに行きました。
まだ出来たばかりだし、何も知らないのかな?
と思いましたが、スパークリングワインの赤を頼むと、
普通の赤ワインが出てきました。
それは、すぐに変えてもらったのですが・・・。
他のテーブルにはおしぼりがあるけど、
ここのテーブルにはなくて、
口取りのフォカッチャが出てきて、手が汚れてしまったので、
「おしぼりください」と頼んで、やっともらえました。
こうなると、この店大丈夫かな~?と段々不安になってきました。
そして、これは、この店のせいではないのですが、
【本日の4種焼】の中に、「子羊のロースト」があって。
これが、激マズで・・・。
そんなにお肉が好きではない私の口に合わなかっただけなので、
子羊って、そんな味なんだと思うのですが。
それ以降、何を食べても子羊の味がして・・・。
印象が、良くなることはなく、店を出ました。
ここで、私はコンサル的な目で見てしまうのですが、
この店では、料理を作っているシェフがオーナーだと思うのですが、
働いているスタッフとの連携が全く取れていない。
シェフだと思う人が、料理を運んで来た時もあったのに、
新店舗なのに、挨拶がありませんでした。
もし私がシェフだったら、
「本日は、ご来店いただきましてありがとうございます。
オーナー(シェフ)の○○です。
当店では、○○をコンセプトにしていて、
こんなお料理がお勧めですよ。
お食事を楽しんでいってくださいね~。」
などと、【本日の4種焼】を聞かれた時点で伝えに行くのにな~。
この一言があるかないかで、
大分、印象は変わったと思うし、
シェフにもいろいろ訪ねやすくなったと思います。
オープン1週間にして、全くと言っていいほど活気がなかった。
この店の売りや自慢が何も伝わってこなかった。
また行きたい。また来ようね!とは、一つも思えなかった。
こんな接客をオープン当初からしていたら、
1年もたないだろうと感じました。
本当は腕に自信があるシェフなのかもしれません。
どっかで修行してきたのかもしれません。
だから、独立したんですよね。
でも、飲食店は味が良ければ流行るわけではないんですよ。
それなりの値段を取っているレストランなのですから、
それなりの、接客・サービスがないと無理だと思います。
これは、私たちサロンビジネスでも全く同じことが言えます。
技術があるだけでは、お客さんは来ない。
リピートしてくれないんです。
そこには、必ずあなたの魅力や、リピートしてもらえる
何かかあるからこそ、
また来たいと思ってもらえるんです。
参考にしていただければと思います。